003 宮城県農業高校
(株)関・空間設計在職時に設計を担当し、業務委託を受け、引き続き現場(意図伝達業務)も携わらせていただいた仕事です。主に校舎棟以外の寄宿舎や、各科の実習棟を担当していました。校舎に隣接する寄宿舎は、集団生活の場から自分の居場所へと自然と気持ちが移り変わり、落ち着いて生活できるようにと考えました。そのため、校舎から宿舎までの道程の空間の大きさや、使用する素材を徐々に変化させ、人と空間・素材との「距離感」や「親近感」を調整することで、自然な気持ちの変化を促せればと思いました。
多種多様な機能を必要とされる実習棟は、それらを包含するおおらかで大きな「箱」と考え、今後のカリキュラム変更等に対応しやすくしています。
所在地:宮城県名取市/ 竣工:2018
用途:学校・寄宿舎 / 構造規模:RC、S
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