030 母と暮らす二人の小さな家
若い施主が、母と二人で暮らすための住宅を新築する仕事です。
施主の要望はとてもシンプルなもので、周囲に気を使うことなく、母と二人で静かに暮らしたいとのことでした。若い施主なので将来家族が増えたり、一人になってしまうことだってある。何よりも母と暮らすための家を、若い施主の将来への経済的な、また心理的な重荷にしたくない。(施主の母も心ではそう思っているだろう)
大風呂敷を広げないで、小さく「住処」をはじめて、変化に合わせて少しずつ「住処」も変えていけばいい。住み替えしたくなることもあるかもしれない。だって若いのだから。
そんなことを話し合いながら、少しの頑張りで対応出来る予算を見定めつつ、敷地探しと合わせ、母と二人で暮らすための必要最小限の小さい家の検討をしています。
所在地:宮城県
用途:戸建住宅/ 構造規模:木造平屋建て
延床面積:約40〜50m2
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