021 立町101号室リノベーション
2DKの賃貸住宅の一室をリノベーションする仕事です。内装の傷みがひどく、修繕では対応できなく困っていると相談を受けました。調査してみると、建物の老朽化による傷みと、ボートが何重にも張られ、ごまかしながら修繕されてきた事がわかりました。傷んでいる部分を一度解体して、作り直すにもコストがかかるので、解体=完成となるような解体設計をすることで、建物が背負されてきた重荷を解放し、本来この建物が持っている魅力を引き出せないかと考えました。
時間を巻き戻しているような、この建物が建築されている約40年前の現場に立ち会っているような、不思議な感覚で設計に取り組んでいます。
所在地:宮城県仙台市 / 竣工:2019.01
用途:共同住宅/ 構造規模:SRC造1F部分
延床面積:約50m2
設備設計:e・ko設備設計
施工:株式会社 真生
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