019 奥松島 LANE HOTEL
集団移転地である野蒜ケ丘の入り口に建つホテルをつくる仕事です。事業方針の一つである、「地域活性化のための拠点」としてのホテルとはどういうものか、また野蒜ケ丘の入り口にふさわしいホテルとはなんだろうかと考えました。通常ホテルでは、ここでしかできない特別な体験を提供するため、周辺環境に影響されないつくり方が多いですが、本計画では「庭園」を道路側に配置し、近所の方や通りすがりの方、車や電車の窓から、多くの方の目に触れる場としています。
歩道に面する外壁面を最小にすること、高さを抑えること、落ち着いた品のある佇まいとすること等、風景の中で違和感なく「自然な」建ち方をすることで、宿泊者だけでなく、多くの方に気軽に利用され、人が集まり賑わいを生むことにつながればと思っています。
所在地:宮城県東松島市 / 竣工:2019
用途:ホテル/ 構造規模:S造2階建て
延床面積:約2,000m2
構造設計:NEO・建築構造
施工:平山建築(A)、アーズシステム(M,P)、相輝(E)
一次エネルギー消費量 BEIm : 0.66
リンク先: 奥松島レーンホテル公式HP
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